BTS(防弾少年団)のライブの最前列のチケットを購入し、いざアリーナに足を踏み入れるとなんと既に自分の席が埋まっています。
チケットを確認すると確かに22Aと22Bで間違いありません。席に座っている人間はチケットを持っていないが何とかしてセキュリティをかいくぐったようです。警備員を呼ぶと侵入者は慌てて立ち上がり去って行きました。
もしこれがオンラインイベントだとどうなっていたでしょう。
同レベルのセキュリティが保証されているでしょうか。
先日Zoomのバーチャル会議が侵入者に乗っ取られるZoombombing(Zoom爆撃)事案が発生し、オンライン会議での安全確保の重要性が改めて世間に認識されました。CNNのインタビューでZoomのCEOエリック・ユアンは "我々は重要な教訓を得た "と認めています。
Remoにおいてもオンラインイベントのセキュリティに関して多数質問を受けております。オンライン会議やオンラインイベントが過去最多で実施されている今、セキュリティ対策はどのように成されているのでしょうか？
Remoは、高レベルのセキュリティを提供することを最優先事項としています。安全にオンラインイベントを主催するために、不正アクセスを防ぐ10の方法を以下にご紹介します。
1. 固有のイベントIDを共有する
Remoでイベントに登録すると各ユーザーは固有のイベントIDを受け取ります。これによりオンラインイベントへの不正アクセスを防ぐことができます。各イベントIDは登録に使用したメールに紐づけられます。
2. 会議IDを一般公開しない
イベントIDを非公開にしておくことでパブリックドメインの誰もあなたのイベントにアクセスできなくなります。ハッカーやトロール（荒らし）による不正アクセスが可能になってしまうためイベントIDを一般公開しないでください。
3. ホストが会議を開始する
ホスト不在の状態または予定開始時刻前にイベントを開始すると、招待されていないゲストがイベント内で問題を起こすリスクがあります。予定より早くイベントを終了する場合はイベントの設定に入り、左側のタブの「Post-event」をクリックしてください。ここでイベントを早期に終了させることができ、参加者が退出後に不正アクセスされることを防ぎます。
4. イベントマネージャーを招待する
オンラインイベントを運営するのは大変な作業です。イベント中は、ユーザーの異常行動を見逃してしまう可能性があります。そのため同僚やイベントマネージャーにイベントをサポートしてもらい、おかしな行動をするユーザーをフィルタリングしてもらうことをお勧めします。
5. 侵入者の排除とブロック
例えば開催するイベントで20枚のチケットを売ったのに、イベント内で23人のユーザーが活動しているのを発見したとします。その場合2つの対処法があります。招待されていないゲストをイベントから削除するか、イベントへの侵入をブロックすることです。
6. すべての参加者をミュートにする
会話モードの間、管理者は画面下部にある「Mute All（すべてをミュート）」機能を使用することができます。この機能はプレゼンテーションモード中にすべてのユーザーがライブブロードキャストに入ると自動的に有効になります。
7. 画面共有のコントロール
スピーカーがプレゼンテーションモードで放送している場合、「画面共有」機能にアクセスできるのはスピーカーまたはイベント主催者のみです。ゲストは放送中に「画面共有」機能を使用することはできません。
8. Remoの偽アプリやダウンロード要求に注意
Remoはデスクトップからアクセス可能です。iphoneやandroidの携帯電話ではベータ版となっています。Remoのアプリはありません。また使用にあたってダウンロードも必要ありません。
9. ユーザーの調査
イベント設定の「Attendees(参加者）」では登録ユーザーとイベントに参加しているユーザーが同じかどうかをクロスチェックすることができます。何か異常に気付いた場合はすぐにそのユーザーに連絡してください。招待されている場合を除き、ユーザーがイベントにログインする際には登録されているメールアドレスが同じである必要があります。
10. イベント終了後すぐにイベントをクローズする
イベントが予定より早く終了する場合は、イベントの設定に入り左側のタブの「Post-event」をクリックしてください。ここでイベントを早期に終了させることができます。